本堂について
当山の本堂は、建立当時に敷地面積の制限もあったため、昔ながらのご寺院と比較すると、小さな本堂となっております。
一方で、様々な関係者とのご縁をいただき、しっかりとした創りにできあがっております。
特に本堂内の各所にございます絵は、全てスリランカ国の芸大の教授によって描かれたものです。
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御本尊 南無釈迦牟尼佛
マホガニーの一木造り「南無釈迦牟尼佛」の両脇には、文殊菩薩像と普賢菩薩像があり、釈迦三尊の配置をしております。
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文殊菩薩
御本尊に向かって右側の壁には、文殊菩薩の絵が描かれております。
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普賢菩薩
御本尊に向かって左側の壁には、普賢菩薩の絵が描かれております。
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十三佛
本堂の左脇には、十三佛の絵が描かれております。
十三佛とは、死後の魂が涅槃(ねはん:煩悩が消えた悟りの境地のこと)にたどりつけるようにお守りいただき、導いてくださる仏様のことです。
現在でも、日本各地で十三佛の掛軸を、法要や様々な仏事に飾る風習があります。 -
薬師如来
本堂の後ろには、薬師如来の絵が描かれております。
薬師如来とは、薬壺(やっこ)を片手に持ち、病気を治す仏様として知られる如来の一尊です。
西方極楽浄土の阿弥陀如来に対して、薬師如来は東方浄瑠璃界(いわゆる現世)の教主とされています。
阿弥陀如来は死後の来世の平穏を司る仏なのに対して、薬師如来は現世での苦しみを取り除き安泰を司る仏として扱われています。 -
涅槃の図
本堂入り口玄関の左側には、お釈迦様の涅槃図が描かれております。
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韓国の成道会
本堂入り口玄関の右側には、韓国の成道会の絵が描かれております。
本堂建立にあたり、ご縁をいただいた方にご寄贈していただきました。 -
天井の絵
多数に渡る絵が、天井に飾られております。
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十六羅漢
本堂の周りの襖には、中国の江蘇省(こうそしょう)にある寒山寺からご寄贈いただいた、十六羅漢の版画を配置しております。
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十一面観音像
御本尊の右側には、十一面観音像があります。
本堂建立にあたり、ご縁をいただいた方にご寄贈していただきました。